その実感は専門的な観点からも間違いや気のせいではないのです。不登校について調べている方はすでにご存知かもしれませんが、不登校は年齢が上がるにつれて引きこもりに移行しやすいと言われています。
不登校になりやすい子供はすでに学校や規則などに『なんとなく合わないな』と違和感を覚えてることもあるのですが、思春期に入ると更に自意識の問題が重なります。
*思春期 8歳頃から
まだ自分の感情をうまく言語化できないうちに新しい趣味や楽しみなどが優先となり、その結果今ある問題が先送りになったり学校生活の事がどんどん後回しになってしまいます。同時に理性も出てきて『将来の自分』も気になります。
家庭で手の施しようがないという状況も振り返れば大体思春期ごろから始まっているのではないでしょうか。

思春期が8歳から始まっていることにまず驚きます。親心と成長速度が釣り合わない事もありそうです。感情の説明には恥の文化があったり、受け入れられないのではと言う不安もあります。許されるならこの過程を飛ばして強引に学校へ行かず、更に引きこもる選択をするほうが確かに楽です。
①負けず嫌いで権力志向がある
➁無力感と暴発が併存している
③できていた勉強ができなくなった
④親や家庭がなにかとすぐ荒れがち
➄自分のやり方や考えに固執しやすい
不登校は特に先進国で増えています。その背景には何があるのでしょうか。
さっそく不登校が長引きやすい子供の特徴を説明します。
その①権力志向的で、負けず嫌い
ただ負けず嫌いなだけでなく、野心がある子供は不登校になりやすい素因と考えられます。
外側からは見抜けないかもしれませんが、良いときには開放的で外国などに関心を持ったり大きな夢を抱きやすいのですが、挫折感を抱くと自分より力の弱いと感じられる人を身近で探して尊大に振る舞い、トラブルに発展することもしばしばあります。
思春期になると自分が何者であるのか、自分が周囲からどう見えているのかがとても気になるようになります。両親から愛情をたっぷり貰っていても、周りから認められたくなる気持ちは子供も同じです。

それと同時に家柄、ルックス、才能など世の中には努力で得られないものがあることも何となく知ります。子供のうちは抜きん出ていた子も、年齢があがるにつれ本当に叶えたい夢を持ったり、今まで続けていたこともオリンピックや難関校受験など更に高みを目指すようになると壁が見えて挫折感を抱くこともあります。
しかし権力志向がある子供はすぐに世の中の仕組みに納得することができません。よく超人や天才のようなとんでもない才能を持つ人が世界にはいますが、社会で成功したり目立つのはどうしても、こうした極一部の人です。99%ぐらいの人は一般的で、同じぐらいのステージにいます。
しかし子供はまだ生きてる世界が狭いので、そのような特殊な人達と自分を安直に比べて『自分は負けている』、『自分は恥ずかしい人間』『自分のここがおかしいせいだ』と、自分にとらわれて誤解します。
その結果黙って引きこもりになったり、何かを始めても自分を見られたくない(または見たくない)気持ちから途中で諦めやすくなります。
関わり方を誤ると成人後もそうした極端な比較の考え方を持ち続けてしまう事もあり、学生を過ぎても長引きやすい特徴となります。
その➁無力化しているがキレることはある
誰かがずっと家にいるだけで光熱費も倍になりますし食費も嵩むことがあります。それが不登校や引きこもりなど事情を抱える子供が相手であってもつい何か言いたくなるのが普通の感性です。
しかし不登校や引きこもりが長期化する子供はそこで何も言わず黙って聞いていたり物に当たるなどして反撃しますが自分の言葉を発することはほとんどありません。一度や二度のものではなく、毎日毎日不登校や引きこもりについて言われたり、家庭内が殺伐としだしても簡単にはひるみません。
これはメンタルが強いのではなく親子に信頼感がなくなっていたり現状に無力化しているのですが、同時に自活力がない事も自覚しています。そのために想像以上にフラストレーションを貯めていたりキレるというやり方で主張するのですが、親がそれ以上何も言わなくなると深追いはしません。
今引きこもりや不登校を妨げる要因がなければなんでよく、また同じ繰り返しをしながら長期化します。こちらは心療内科や精神科領域となることもあると思いますが、可能性としては現実と折り合いがつかないなかでの逃避感や、空想的で内に籠ることが唯一の安心できる時間になってしまってるからであることがあります。
自発的な攻撃性はないため、親も次第に何も言わなくなる事も多いのですが、昨今は詐偽やインターネット犯罪、闇バイトなどに巻き込まれやすくなりますので注意が必要です。
その③できてた勉強ができなくなった
勉強が単に出来ない人はこの先に伸び代がありますが、出来ていたのに出来なくなった人は勉強に付いていくためのメンタルや身体に支障が出はじめていることもあり、自分でも希望が持てないばかりか周りからの反応も少しずつ変化するのを感じてそのまま不登校や引きこもりになりやすくなります。
勉強が出来なくなったり意欲すらなくなると学校へ行く意義や楽しみがほとんどなくなります。今の時代そうまでして学校に行きたいという人は少ないでしょう。また昨今は原因をYouTubeやインターネットなどで自分で追求しながら共有する風潮があります。そうした時代背景も合わさって学校に行かない理由が長期化しやすい特徴となります。

出来ていた勉強が出来なくなる要因として多いのは、地に足の付いていない不向きな進路計画、全く学校と関係ない興味や趣味に没頭していたり、18禁、恋愛や友人の問題など、落ち着いて学べる環境不足などが考えられます。一方でこのような問題は完全に防ぐのは難しいこともあります。
その④親の精神状態や家庭環境が荒れがち
親が因習的で子供をスケープゴートに仕立てたりと機能不全であり、思い通りにならないとすぐに気分が塞いで無視をしたり暴言を吐くなどして明らかに養育力に欠ける親は、子供は不安や恐怖心により部屋から身動きが取れなくなり長く不登校や引きこもりになりやすくなります。いわゆる『毒親』と言うような存在とも言えます。
親のメンタルや家庭環境が荒れていても通常ただちに子供が引きこもりや不登校になるとは考えられませんが、こうしたタイプの親はすごく特殊です。極端に直情的で自分にとって気に入らないことがあるとすぐに子供に八つ当たりをしたり辛辣な言葉を吐いたり全く建設的な話し合いができません。
子供に対する共感もあまりなく、どれだけ訴えても子供の苦痛を認められないこともあります。そのため子供が不登校や引きこもりになっても外への相談や支援には繋がらず、はたからみたら非合理とも言えるやり取りを家庭内でずっと繰り返していることがあります。
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すぐに対立関係に持っていき他の家族を取り巻きにしながら争いや攻撃のために日々を消費し、子供は1日も心が落ち着ける日がないという状態も珍しくありません。
中にはこのような家庭環境が続くことにより子供が安心して登校したり学ぶことができない事もあります。そして万が一子供がこのような家庭や親のほうに順応してしまうと、友達に同じようなことをしてしまい学校生活がやはり順調に送れなくなります。
こうした背景には貧困やネグレクトなどで親自身が同じような境遇で育ち、不適切な養育環境が連鎖してしまっていることが原因の一つとして指摘されています。子供をライバル視していたり、子供が学業や人生を充実させることは自分が疎外されているというような独特の捉え方を持っていることもあり、子供の教育を親や大人の目線で支援することができなくなっています。
その➄自分の考えが正しく、すぐに訂正できない
特に学校生活の中で勉強や運動など以外に自分を目立たせるためのようなマイルールを持っており、社会や学校のルールには繰り返し従えなかったりします。指摘されることは自分自身を否定されたと考え、そこで途端に学校に行くエネルギーが途絶えてしまい不登校や引きこもりになります。

自分のやり方に成功体験があるためになかなか変えられないことが理由としてあげられますが、その裏には運動や学業に付いていけないなどの学校生活を送る上で深刻な悩みがあることがあります。
このような子供はもともと集中力を維持することが難しかったり、型通りにしておくと安心するというような発達的な個性や特徴を持つこともありますが、全員ではなく大人になり過去の自分を反省するなどして冷静に振り返る人もたくさんいます。
学校生活がスムーズに送れることは決して当たり前のことではないという事実の裏返しでもありますが、自己判断だけではなく実際に学校や友人から指摘されるなかで、明るい反応や柔軟に返せないなど、受けとめる力についてマイナスな自覚が強くあると不登校や引きこもりが長引きやすい黄色信号となります。
このように固着した性格の内側には『絶対に失敗したくない』ことや、『このやり方以外では自分は受け入れてもらえない』という恐怖心が中心にありますが、集団のなかで求められている役割を上手に認識しにくいなどで、その強度が高いほど療育が必要となったり、人と協力しながら安定して社会生活を送れるまでが長引きやすくなります。

自分の役割を的確にわかる人はそう多くはないとは思うけど、不登校や引きこもりに長くなりやすい人は人との関わりのなかでチャンスがあっても見つけられず、自分のやり方が強すぎるのですね。
子供の不登校や引きこもりが長引きやすいかもしれないと感じたら
専門的な関わりが必要ですが、親や家族の暖かい関わりにより変化することもじゅうぶんあります。
たとえば自分がすぐに怒ってしまう親だと思ったら少し距離をおいて信頼ベースで過ごしながら様子をみてみるのも良いでしょう。
こうしたお子さまの多くは精神的な自立が始まっていたりすでに終えてる場合もよくあり、親から指図されたり素直に先生の言葉に従うことが難しくなっています。しかし社会では必ず守らないとならない法律、倫理観や道徳などまだ知らないこともたくさんあるはずです。
しっかりしてるように見えるからあとは子供に任せようという姿勢だけではなく、子供が迷っていたらいつでも声をかけられる準備は必要です。
子供のなかには学校が自由選択だと思っており、義務教育について詳しく知ると驚いてそこから復学に繋がることもあります。
この記事のまとめ

不登校には原因が特定できないこともあると言われるけど、その後は家族など周りからの良い関わりで立ち直っていけることもあるんだね。
すぐに怒ったり怒鳴ったりしてしまうのは子供とのすれ違いによるものだけではなく、社会に対する誤解もあります。
自分がいざ当事者になるとこの世の終わりのように感じてしまいますが、実際にはそんなことはほとんどありません。しかし自分の目指すところではなくなった無念さだけでなく、理想があったわけではないのにそれですらなくなったという思いに駆られながら強いショックを受ける人は多いのです。
まずは今の気持ちは自分だけではないと知ったうえで、他の子供や家庭とは比較せずにそこから再スタートする道が安全で一般的です。
その際にずっと踏み出せなかったり、まだ今までのところからなんとかならないか?という率直な思いなど、難しい悩みにもぜひホットチョコレートオンラインをご利用ください。
カウンセリングは有料となりますが、人に話すという行動だけでも不登校早期解決に向けた大きな第一歩となります。また、ご相談の際には精一杯協力させて頂きますのでご安心ください。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
















小学校では学校を休むと朝は嬉しいのに午後から寂しくなってたな。中学生ぐらいから休んでも頭がボーッとして一日中焦りも何もなくなった。ただ少しずつ自分の将来が気になってた。